天皇陛下とのカレーライス

天皇陛下(令和の時の今上天皇)とカレーライスを食べたことがあります!

とは言っても30年以上前の話ですが。(笑)
人とのご縁の昔話を少し書くかと思った時に、一番に書かねばならぬのは、やはりこれかと。

こう見えても小学校からボーウスカウトに入っておりました。
(日曜日の午前の自由時間が無くなるのは子供の自分にとってとても憂鬱ではありました)
今となっては親に感謝しますが、谷底に放り出されたような自分的には厳しい世界でありました。社会?大人?集団行動?そんなことの基本はボーイスカウトでまず学んだのだと思います。

で、まぁ続けたので(続けさせられた?)それなりにいろいろできるようになってクラスアップしていきました。(数十個ある技能賞的なやつをクリアしたら袖に縫うんですが袖に縫いきれず肩掛けのデカイ襷みたいなのに最後のあたりはしてました。ロープ結びやらテント設営やら炊飯、無線や地図・コンパス、そんなのもクリアして持ってたなぁ。。。一応ハヤブサってクラスに最後なってましたです)

そんなこんなで、日本全国のボーイスカウトたちが集うジャンボリーというのがオリンピックみたいに4年に一度あるのですが、1988年?蔵王で1週間開かれたそのジャンボリー(大キャンプ大会)に参加しましたです。
三重県の隊付き班長として。(多分ガキの中では一番偉い?)

で、その三重県チームが炊事班とやっていた時に、ご訪問いただいたのが現在の天皇陛下、当時の浩宮徳仁(ヒロノミヤナルヒト)親王殿下でありました。
我が班が作ったのはキャンプのド定番のカレーライス。もちろん市販のレトルトカレー。(バー○ントカレーの中辛(笑))
大きな分銅型の鍋に五十人分くらいのカレーを作りましたです。

そしたらお付きの方々に引率され僕の班の炊事場に。丸太の椅子で拵えた椅子に座った殿下に、カレーライスをよそい、僕は隣席し、毒見も兼ねて僕から食べ始め、一緒に食べながら20分くらいほぼガチで雑談していただきました。(当時は陛下が二十代後半、僕が18歳?くらいです。お付きがおっちゃんたちばかりだったので10歳前後歳は離れてましたが同世代な感じでとても和やかにお話ししましたです。)

日本国内においては、身分の差?の究極ですし、僕からしてみれば遠くて近いそんな存在でした。三重県の田舎の作業服屋の息子の自分は、どういう人生を過ごすんだろう?どこまでのことが出来るのだろう、そんなことを思ったものです。

今となってはあれは夢だったのではないかというほど子供の頃の遠い思い出ですが、確かにそんなことが自分の人生の中にあったのです。

生きて再び、陛下の御前にゆけるのだろうか。
そのくらい恥じぬ人生を過ごさねばと思う次第です。

ボーイスカウトの話や天皇陛下の話など、機会があればまた。
(断っておくけど僕は右翼ではないからね。念のため。左翼でもないけど。)

(2021/10/13 奥山記)

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2件のコメント

  1. そんなご縁があったんですね。
    きっと再会する機会があると思います。

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