教育の無償化?について

先進国では少子化がどこも著しい。
文明レベルが上がれば上がるほど、親としては当然なのだが、
子供の未来を案ずるがあまり教育費・遊行費等を一人あたりに大きく拠出する。
子供の数を多く作り子孫の増大させるよりも、
少数の子孫に集中した最大の愛とお金を落とそうとするのである。
(環境やシステムの問題というよりも、親が無責任ではなく、子供をより愛し、より子供への責任感があるからこそ、ではないかと勝手に思う。)

おかしなことでもなんでもない。親の心境としては当然。

親として、可愛い子供だけでも、溢れんばかりの愛を注いでやりたい。
これから来るだろう、そしていつかいなくなるだろう自分の後にも
健やかに生きていけるように。

さて、教育がすべて無料(国の負担)になったとして、
「無料の学校でいっか。」となるだろうか。
(少しでも頭が良くなるための)塾には通わせない?
サッカーやスイミング、バイオリン、ピアノ、、、習い事はさせない?
く○んや、し○じろうはしない?

結論から言えばそんなことは絶対にない。
現代の親が子供にかけるものは、
「他の子はいざ知らず、少しでも自分の子に、将来役立つためなら。
自分の子の才能が開花する可能性のあることなら」
である。

簡単にいって仕舞えば、自分に子供がいる限り、
「必要であれば、かけられるだけのお金はかける」
が親目線で見たときの教育費全般というものではなかろうか。

中○の政策のように塾を禁止したら子供が増えるか?否。
学費の無償化をしたら子供が増えるか?否。
むしろそれは社会システムにさらなる無駄な維持コストを発生させ
国家の力を弱くすることにつながると僕は思います。
不妊治療を保険の対象にするのも良いけれど、
(国の負担はすごいけどね、なりふり構ってられないのかな、国は。)
自分が子供を作った時に、
「その子が安心して豊かな人生を過ごせる」
これこそが親の願いであり、そこへのコミットメント量が
現在の社会における子供を増やす、人口減少を食い止める、
適切な打ち手である、と思うわけです。
(まさか、ただ補助金出して産めよ増やせよ、予算組めれば子供は増やせる、
みたいな戦後の考え方でいませんよね、政治家さん。
教育費の総無償化なんてバラまき作戦はそろそろおやめなさい。)
(制度として減免や免除措置を作るのは良いと思うけど。
それにしたところで所得水準で切るのはおやめなさいな。
それこそ平等ではないよ。)

子供は家の宝であり、国の宝です。
子供をただ増やそうとする視点から考えるのではなく、
親の目線でよく考え、明日の日本を担う立派な人間に育てなければならない。

 

(2021/9/29 奥山記)

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1件のコメント

  1. どうせ不公平な減免や免除措置をするなら、高額納税者にも行うこともありかと思います。
    減免や免除されれば、納税者はより子息の教育にお金をかけることができ、
    国は塾や習い事にかかかる消費税から減免や免除した分が回収でき、双方に利があると思います。

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